私たちが毎日自然に行っている「立つ」「歩く」「踏ん張る」「避ける」などの動き。
これらはすべて、**体性感覚(固有受容感覚)と前庭感覚(バランス感覚)**という、人間の“隠れた力”が支えています。
格闘技やフィットネスにおいても、この2つの感覚を鍛えることで「動きの質」が格段に向上します。
実はこれは、初心者や運動が苦手な方にこそオススメしたいポイントなんです。
**体性感覚(固有受容感覚)**とは、筋肉や関節の位置や動きを脳が正確に把握する感覚。
例えば目を閉じても「今、片足立ちをしている」と分かるのはこの力です。
一方、前庭感覚は、内耳にある三半規管などを使って「重力」や「頭の傾き」「加速度」などを感じとる感覚。
いわゆる“バランス感覚”の根本です。
この2つがしっかり働いていると、転倒しにくくなったり、スムーズなステップワークやパンチの打ち分けができるようになります。
格闘技フィットネスでは、以下のような形で自然と感覚が刺激されます:
・ ミット打ちでのステップワーク → 前庭感覚・体性感覚の両方を使用
・ キック動作時の片足バランス → 体幹+前庭感覚の強化
・ サンドバッグを打つ際の手足の位置調整 → 体性感覚を活性化
・ スパーリングでの揺さぶりや予測不能な動き → バランス能力の応用力が向上
つまり、格闘技の動き自体が“機能的トレーニング”となり、感覚神経の発達を促します。
ここからは、格闘技フィットネスの合間やウォーミングアップとして取り入れやすいトレーニングを紹介します。
① 片足バランス+パンチ
方法:片足立ちしながらジャブやストレートを打つ
効果:体性感覚と前庭感覚を同時に刺激。
軸の安定にもつながる。
② ブラインドシャドー(目を閉じてシャドー)
方法:目を閉じた状態で軽くシャドーを行う(安全確認必須)
効果:視覚に頼らず、体性感覚を使って自分の身体位置を把握。
③ リングを使ったミット打ち
方法:リング内を広く動き、ミットを打つ
効果:体幹と前庭感覚が同時に鍛えられる。
初心者向けにも◎
④ アニマルウォーク(例:クマ歩き、ワニ歩き)
方法:手足を使った全身運動を床で行う
効果:感覚統合能力が養われる。
キッズにも人気!
⑤ ラダートレーニング+回転
方法:ラダーを使った俊敏性トレのあと、その場で回転して再スタート
効果:前庭感覚をダイナミックに鍛える。
ふらつきに強くなる。
・ 運動が苦手な初心者の方:感覚から鍛えることで“運動のしやすさ”が向上
・ 高齢の方:転倒予防や姿勢改善に効果的
・ 格闘技経験者・上級者:スピードや反応の質がさらにアップ
・ お子さん:発達段階での感覚統合に最適
筋トレや有酸素運動に加えて、感覚神経系を鍛えることが注目されています。
格闘技フィットネスは、実はこの「感覚トレーニング」が“楽しく・自然に・効果的に”できる数少ない運動法です。
ただ体を動かすだけではなく、自分の体を“正しく感じ取る”力を育てることが、怪我の予防にも、上達の近道にもつながります。
ROADSTAR GYMでは、初心者からアスリートまで、それぞれの目的に合わせたサポートを行っています。
体験トレーニングも受付中ですので、まずはその“感覚”を体で感じてみてください!
「まずは試してみたい!」という方のために、体験レッスンを随時受付中です。
・ 持ち物:動きやすい服装、タオル、飲み物
・所要時間:1時間程度(説明込)
・料金:初回体験無料
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